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アルテミシア・クロウリーについて

当「銀の星」社は、イギリスのロンドンに本拠地を置く銀の星団の著作物および魔術アイテムを日本国内にて独占販売する許可を得た輸入代行会社です。

このページでは、私たちが販売しているアイテム・アクセサリーの総てを監修する銀の星団団長アルテミシア・クロウリーについて解説させていただきます。

大魔術師クロウリーの血を受け継ぐ女魔導士。その神秘のヴェールに包まれた素顔とは…

Artemisa Crowleyアルテミシア・クロウリー

1922年12月13日(23年という説もある)、イギリス北西部、現在のグレーター・マンチェスター州の州都マンチェスターにて、オカルティズム研究家にして占星術師でもあったシンシア・マッケンジーの娘として生を受ける。当時、母のシンシアがアレイスター・クロウリーの主催する魔術結社団員であったこと、また父親が不明であることから、アルテミシアは20世紀最大の魔術師・クロウリーの血を引くものではないかという噂が流れた。

両者の親子関係については現在に至るまで真偽不明であるが、1947年12月1日、クロウリーが孤独のうちに死去した際も、そのすぐ近くに魔女の黒衣に身を包んだアルテミシアの姿があったとする関係者の証言が存在している。ただし同関係者によれば、魔術師が息を引き取る様を見届けたアルテミシアはその直後、霧のように姿を消してしまったという。恐らくは星幽体投射(アストラル・プロジェクト)によって自らの霊体を飛ばし、密かに父の死を見届けたのではないかとも伝えられている。

成人後、ロンドン大学を卒業したアルテミシアは、魔術と魔女術に関する著述業に励む傍ら、在学中に主催していた魔術研究の学内サークル「銀の星団」を正式な魔術組織として再編成した。やがて自らクロウリーの衣鉢を継ぐ者と名乗り、敵対する結社に次々と魔術攻撃を加えて殲滅させてしまった。この出来事はヨーロッパ魔術界にスキャンダラスなセンセーションを巻き起こしたが、魔術による団員の死亡を刑法的に罰することは不可能であるため、「現世の人間が罰することのできぬ恐怖の存在」として事情を知る関係者一同からひどく畏れられたという。

さらに1950年代に入ると、彼女は本来のマッケンジー姓を完全に捨て、署名をすべてArtemisa Crowleyで統一するようになる。以後、21世紀の現代に至るまで、知る人ぞ知る真の女魔導士として、魔術界の深奥部に君臨し続けている。

故クロウリーを魔術の師と仰ぐアルテミシアではあるが、両者の魔術観には様々な相違点がある。その最たるものは生前のクロウリーが魔術大系の全体像を一種の宇宙哲学と捉えて求道したのに対して、アルテミシアの場合はあくまで現世利益的な実践面を重視しているところである。

クロウリーにも聖守護天使エイワスという名の宇宙精霊と接触し、これを使役したという記録が残っているが、アルテミシアはその使役精霊の数において魔術の師匠を優に凌駕している。中世の魔術書『ゲーティア』に依拠した召喚魔術を修し、72体の魔王を初めとする異界の超常存在を自由自在に使いこなすのである。

こうした現世利益を第一に追求する姿勢、また法律やキリスト教的倫理観を無視する振る舞いに対して、これを「黒魔術の最たるもの」として排斥する世論があるいっぽう、そのあまりにも絶大な効果を目の当たりにした者は、たちまちアルテミシアの魔術パワーに魅了されてしまう。

一説によれば、欧米社交界に出入りする実業家や芸術家、セレブリティたちの中にも「銀の星」と何らかの関係を持っている人物が多数存在している。またアルテミシア自身も各国の王侯貴族と特別なパイプを持ち、霊的な面から彼らのサポートをしているとも言われている。その素顔を知る数少ない証言者の言葉によれば、「眼はブルー。髪は輝くばかりのプラチナブロンド。しかも年齢はすでに九十に近いというのに外見は五十代とも見紛う若さであった。自らの肉体に若返りの秘法を施しているに違いない!」とのこと。

そんな彼女が身を以て体現する現世での成功と栄華を求め、銀の星団への入団を望む者が現在も後を絶たない。

アルテミシア曰く、

「我が求める魔術の大系は、いまわの際の老人のような干からびた哲理ではない。それは古のアトランティス文明に発祥する、偉大なる技術と実践の大系、人類を真の繁栄へと導く栄光の理論である。それを黒魔術と呼びたければそうするがよい。ただし、そう呼ぶ汝等はやがて困窮と懊悩の果てに惨めに死するであろう。我が法を受け入れ、これを信じる者だけがマンモン(富と権力を司るデーモン)の祝福に浴することができるのである……」
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