当社の魔術商品をご紹介するイントロダクションとして、アルテミシアが監修する個々のアイテムにはどのような魔術技法が施されているのかを、黒魔術の定義も交えながら解説させていただきます。
黒魔術は人間の願望を達成する究極の方法である。しかしその実行には多大な危険が伴う…
二十世紀最大の魔術師と呼ばれ、サマセット・モームの小説『魔術師』のモデルともなった、かのアレイスター・クロウリーは魔術の定義について、「至高にして絶対、そして最も神聖な自然哲学である」と述べています。 たしかに魔術の根底には厳格な宇宙哲理が存在しています。この哲理部分を追求した人々は、その後、ヘルメス主義や錬金術などの神秘哲学思想へと向かいました。
しかしその一方で、世に残る幾多の魔術書には魔術儀式によって現出される様々な現世利益の効果が記載されています。それは私たちの感情と意念の源であるアストラル次元(星幽界・霊界とも呼ぶ)を人為的に操作し、特定の人間や物を意のままに操る方法であるとも言えます。
果たしてどちらが本当の魔術なのでしょうか?……残念ながら明確な答えはありません。すべては魔術を学ぶ個々の人間の価値観に委ねられています。
俗に黒魔術と呼ばれる領域もこれと同じです。単に低俗な呪術と捉える人もいれば、人間が持つ願望をオールマイティに叶える究極の霊的技法であると賞賛する人もいます。
ちなみに幼少期より魔術や占星術の世界と親しみ、天才的霊感でその理論を学び取っていったアルテミシア・クロウリーは女魔術師として独立するに至り、後者の考え方こそが自分の目指す魔術の道であると悟りました。
黒魔術にタブーはありません。逆にタブーを持つことは弱点になると考えます。自らの欲望をあるがままに受け止め、それをどこまでも現実化していこうと意志する強靱な魂だけが生き残れる非常に厳しい世界なのです。 またこのサバイバル的な厳しさが、私たち凡人を黒魔術から遠ざけていた最大の理由でもあります。つまり、やってみたいけれど、うかつに手が出せない… 。黒魔術は悪魔と通じる悪の法であるがために忌避されたのではなく、現世利益の効果は絶大ながらそれを行うには多大な危険が伴うために遠ざけられてきたのです。 たとえば、もしデーモンの召喚に失敗すれば、それはすなわち魔術師の死につながります。それほどに強力なパワーを持つ精霊を使役するからこそ、あらゆる願望が達成できるというわけです。 しかしそうは言いながら、こうした危険性をそのままにする限り、いつまで経っても私たち凡人が本物の黒魔術を使いこなすことはできません。そこでアルテミシア・クロウリーは考えました…。
アルテミシアの魔術グッズさえあれば、貴女は安全圏に身を置きながら黒魔術を行使することができます!
自らの監修による魔術アイテムを日本で販売するに当たって、アルテミシアは召喚に伴う黒魔術の危険面をいかにして回避するかに心血を注ぎました。その結果、あらかじめ施した完全な封印を施し、各アイテムに注ぎ込んだ荒々しい霊波動やデーモンたちのパワーを制御するという方法を採るに至ったのです。
もし貴女がアルテミシアのアイテムを手にしても、そこに封じられたデーモンが襲いかかるということは決してありません。彼らはひたすら貴女の忠実な下僕となって仕え、愛情や富、幸運などの喜びを運び続けてくれます。それは完璧な魔法陣によって張り巡らせた防御バリアの向こうから、悪魔に命令を下す状況に似ています。
貴女はただ各アイテムに定められた簡単な儀式を執り行うだけ。後はそこに注ぎ入れられたアルテミシアの想念とゲーティアの魔王たちのパワーが自動的に発動し、願望を速やかに叶えていきます。